株式の募集、銀行からの融資、クラウドファンディングなど…。
様々な資金調達手段があれど、最近注目を集めているのは「クレジットカード現金化」です。
その歴史は1980年付近から続いており、1990年代を境に一気に認知されるようになりました。
なぜ現在、現金化が注目を集めているのでしょうか。
その理由について追求していきましょう。
クレジットカード現金化が爆発的に普及するようになった1990年代後半ごろから、個人単位でインターネットを利用できる環境が整い始めました。
そうすると、家にいても現金化の申し込みができるようになるため、利用者が急増したのです。
現在ではスマホさえあれば申し込み可能なサービスも多く、ますます現金化が選択肢として選ばれるようになりました。
近年のキャッシュレス決済推進の動きを見ても、日本のキャッシュレス決済利用者の人口は年々上昇していることがわかります。
実際に数字で見ても、2010年のキャッシュレス決済率は13.2%だったのに比べ、2021年は32.5%に増加しているという結果が出ているのです(①)。
特にクレジットカード決済の伸び率が良く、現金化の後押しをする要因として十分に考慮できます。
以前は新幹線の回数券を利用して現金化が行われていましたが、最近ではあまり用いられていません。
その代わりに、各種ギフトカードの利用が盛んになりました。
Amazonギフトカードや楽天ポイントカードなど、現金化に利用できる様々なギフトカードが出揃ったことでサービスの利用が加速したのです。
資金調達の一般的な手段として挙げられるのは、カードローンやビジネスローンなどのローン商品です。
そしてローン商品の利用に際して審査を受ける必要があるため、お金が借りられない人もいます。
一方で、クレジットカード現金化では審査がありません。
クレジットカードさえ持っていれば多くの人が利用でき、現金振り込みまでの時間も早いため、気軽に利用されています。
クレジットカードを持っていれば法人でも個人でも現金化ができます。
さらに対象者を深掘りしていくと、主婦や学生でも利用可能です。
総量規制や審査が絡まない資金調達手段であるために柔軟性が高く、多くの利用者に求められる資金調達手段となりました。
インターネットが普及し、申し込みの利便性が高まったことで現金化の利用が広まりました。
その他にも多くの理由があり、どれも私たちの生活が便利になったことに由来しています。
現金化が普及した理由を知ることで、いま現金化が注目されている理由が少しだけ見えてくるのではないでしょうか。