クレジットカード現金化と資金繰り

限度額・換金率・手数料はいくら?クレカ現金化を賢く利用しよう

借り入れを伴う資金調達方法には、上限金額が設定されている場合が一般的です。それらの金融商品から見ると例外的な立場である「クレジットカード現金化」においては、上限金額にあたる制限は存在するのでしょうか?

クレジットカード現金化には上限金額がある?

クレジットカードの利用上限

 

カードローンやビジネスローンは、申し込みの際に融資額の上限が決定されるため、審査で決定した金額以上の借り入れは行えません

 

では、審査が行われず、そもそも融資ではない「クレジットカード現金化」においては、現金を得るための上限金額は設定されているのでしょうか。

 

 

利用限度額が上限

結論から言うと、利用金額の明確な上限はありません
しかし、利用できなくなる目安があります。

 

それはクレジットカードに設定されたショッピング枠の設定です。
例えばショッピング枠が500万円までと設定されていたとしたら、そのカードで現金化できる上限金額は500万円までとなります。

 

カードの種類や利用状況に応じて金額は増減するため、固定されているわけではありません。
目安として、カードのショッピング枠の上限程度であると覚えておきましょう。

 

 

現金化のやり方

利用限度についての理解を深めるために、現金化の仕組みを理解しておきましょう。

 

クレジットカード現金化は、

①商品を購入
②商品を買い取って貰う
③買い取り値相当の現金を受け取る

という仕組で行われます。

 

つまりクレジットカードの利用上限に達して、商品が購入できなくなれば現金化も行えなくなるのです。
そのため、利用上限がクレジットカードのショッピング枠に依存します。

 

 

覚えておきたい換金率の話

クレジットカードを換金するイメージ

 

利用限度額が気になる方が覚えておくべき考え方に「換金率」というものがあります。

 

換金率とは、購入時の金額に対する売値のことです。
クレジットカード現金化で取り扱う商材において定価を超える売値が付くことは、基本的にありません。
そのため“どれくらい値が下がるのか”を念頭に置いておく必要があります。

 

相場観としては良くて換金率90%です。

 

500万円のショッピング枠があるからといって500万円の現金を手にできるわけではありません。

 

 

業者の利用により金額に影響が出る

クレジットカード現金化を効率的に行いたければ、業者の利用が欠かせません。
しかし、その際に注意しておくべきポイントがあります。

 

それは「手数料」があるということです。
その設定は業者によって様々で、悪質な業者だと30%近くもの手数料を搾取しています。
そうでなくともある程度の手数料を設定している業者は多いですので、手数料も込みで現金化を計画しましょう。

 

キャッシングも併用している場合の注意点

現金化において重要な役割を占めるのはショッピング枠ですが、キャッシング枠にも注意しましょう。
なぜなら、ショッピング枠とキャッシング枠は共有だからです。

 

つまり500万円使えるカードでも、100万円のキャッシングを利用していた場合、残りは400万円しか現金化できなくなってしまいます。

 

 

損をしてしまうことを忘れずに

損をしてしまうことも考えよう

 

クレジットカード現金化はカードに設定されたショッピング枠の上限までしか利用できません

 

そして、買い取り業者を利用するならば換金率や手数料を計算しなければいけないため、満額を現金として受け取るのは難しいです。

 

その点を踏まえて上手に付き合える人のみ、利用すべき資金調達手段なのではないでしょうか。